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1973年から1975年まで、国際連合経済社会理事会（ECOSOC）でイギリスの経済社会問題担当大臣を務めたアーチボルド・ロバート・カー（アーチー）・マッケンジー氏。1973年から1975年まで、国連経済社会理事会（ECOSOC）の経済社会担当大臣を務め、第一次石油ショック後のOPEC諸国による大幅な価格高騰の危機を救った。マッケンジーは、1975年にニューヨークで開催された第7回国連特別総会の結果を左右する重要な役割を果たし、欧米諸国の考え方を途上国の懸念に向けることに貢献した。
途上国も欧米と同じように石油価格の高騰に見舞われていた。最初の準備会合で彼は、国連は欧米の利益を守るだけでなく、「変化の哲学的な橋を渡ろう」と呼びかけた。この言葉は皆の注目を集め、その後もよく引用された。しかし、彼は自分の手柄だと主張することは控えめだった。この言葉は、国連が発展途上国の懸念を新たに認識するきっかけとなり、特に実り多い会議となった。
マッケンジーは、生涯の外交官としてのキャリアの集大成となる発言をした。彼は、1915年、銀行家の息子としてグラスゴーに生まれた。グラスゴー大学では、道徳哲学で100人中トップ、精神哲学でも1位を獲得した。オックスフォード大学クイーンズ・カレッジで「モダン・グレート」を学び、母親がグラスゴーで出会った「道徳的再武装」（現在は「変革のイニシアチブ」）の前身であるオックスフォード・グループと知り合う。
1940年、マッケンジーは2年間の英連邦大学院奨学金を得てシカゴ大学に留学し、さらにハーバード大学でも学びました。マッケンジーは、「民主主義の倫理的意味、特に道徳的再軍備について」というテーマを選びました。彼は生涯を通じてその価値観に傾倒し、スイスのコーで開催された国際会議の常連となった。
戦後、マッケンジーは国連の設立に携わり、英国の報道関係者を率いていた。1945年、サンフランシスコで行われた最初の国連憲章の調印に立ち会った最後の生存者であると信じられている。その後、1954年から1957年までキプロスで情報担当官を務め、パリではOECD（経済協力開発機構）の設立に携わることになった。パリでは、グラスゴーの実業家の4人の娘のうちの1人、ルース・ハチソンと出会い、1963年に結婚した。
1960年代初頭、ラングーンの商務参事官を務め、軍事クーデターが発生した時に現地に到着した。晩年は、ビルマで起きた最近の出来事をつぶさに観察した。1965年から1969年にかけては、ユーゴスラビアのザグレブで英国総領事に任命され、1966年にはリュブリャナ航空事故で96人の英国人旅行者が死亡した事故の被害者と家族を助けなければならなかった。1968年にはCBEを授与され、1970年から1973年にかけては駐チュニジア大使に任命された。
彼は、王室と長老派信仰の神に忠実な奉仕者であり続けました。1975年に引退すると、ルース夫人とともにローモンド湖畔のロワーデナンのコテージに移った。その2年後、エドワード・ヒース元首相から、南北問題についてのブラント委員会報告書のアシスタントとして招かれた。彼は、5人で構成された最終報告書の作成チームの一人であった。もし、彼が自分の任務を超えて、対立していた2人の重要な委員間の個人的な和解者としての役割を果たさなかったならば、この報告書は全く成立しなかったかもしれない。結果的に、ブラント報告書は出版界で大きな成功を収めた。
彼の魅力的な回顧録は、2002年に「Faith in Diplomacy」というタイトルで出版されている。
マイク・スミス2012年4月17日、The Scotsmanに掲載された死亡記事から引用。
